コラム

商談後のフォローが信頼をつくる ― 感謝と工夫が次の契約を呼ぶ

商談後のフォローが信頼をつくる 感謝と工夫が次の契約を呼ぶ

営業は「商談で契約を取ること」がゴールと思われがちですが、実際には商談後のフォローが成否を大きく左右します。

  1. フォロー不足が生む不信感

近年はLINEやメールで事務的なやり取りを済ませる営業が増えています。
しかしこれでは、お客様は「自分は大切にされていない」と感じてしまいます。

  1. フォローの基本は「感謝」

まずは「商談の機会をいただきありがとうございます」と伝えること。
営業にとっては1件でも、お客様にとっては人生を左右する大きな出来事です。
感謝の一言が信頼の第一歩となります。

  1. 分かりやすく整理して伝える

お客様は商談の内容を必死に覚えようとしています。

・理解できない見積書、プラン案

・口頭での説明を断片的に思い出す

これでは負担が大きく、検討が進みません。
資料を分かりやすく整理し、紙やPDFで見やすくまとめて渡すだけで、お客様の安心感は格段に高まります。

  1. 実際の事例

ある工務店では「商談後に必ずA4で1枚まとめ資料を渡す」ルールを作りました。
結果、お客様から「分かりやすい」「家族で検討しやすい」と好評を得て、成約までの期間が短縮しました。

  1. フォローが紹介を生む

フォローを丁寧に行うと「この営業は信頼できる」と感じてもらえます。
それが契約だけでなく、紹介にもつながります。

まとめ

商談はその場で終わるのではなく、フォローから本当の信頼が始まります。

・感謝を伝える

・内容を整理する

・見やすい形で渡す

この小さな工夫が、契約率を高め、紹介を生み出します。