コラム

「“仮決め→逆算→見える化”が会社を強くする」——黒田昌史先生インタビュー③

メルマガでは、「完璧ではなく実行」という黒田先生の姿勢をご紹介しました。
今回は、その実践方法である“仮決め→逆算→見える化”をさらに深く伺います。

黒田先生は言います。
「経営は動きながら整えるもの。仮の着地点を決め、そこから逆算し、数字で進捗を見える化する。」

最初から完璧を目指す必要はありません。
まず動くことで、見える課題と新しい答えが出てきます。
数字に基づくPDCAを、どう現場で回していくのか——。
黒田先生の実務的なアプローチに迫ります。

今西 支援の現場で大切にされていることは何ですか?
黒田: 一番大切なのは、社長が「どうなりたいか」を明確にすること。目的がないまま数字を並べても意味がありません。

今西: なるほど。そこから“仮決め”の考え方につながるんですね。
黒田: はい。私はいつも「完璧な計画じゃなくていい。“仮決め”で動きましょう」と伝えています。
3年後に自己資本比率30%を目指す、5年後に後継者へ経営を譲る——そんな仮の着地点でいいんです。大事なのは、それを基準に行動を逆算すること。

今西: 経営のPDCAを見える化するという発想ですね。
黒田: そうです。
毎月の月次決算を正しく出し、粗利率・固定費・現金残高を把握する。
3か月に1度は計画と実績を見比べて仮決めを修正する。
このサイクルを回すことで、会社は“止まらない経営”になります。

今西: 「仮決め→逆算→見える化」、シンプルですが深いです。
黒田: 経営は、最初から完璧にやろうとするより、動かしながら修正していくほうがずっと速い。仮決めでいいから走ること。それが結果的に最短ルートになります。

今西: 現場でそれを実践している経営者には、どんな共通点がありますか?
黒田: “素直に実行できる人”ですね。まずやってみる。そこからしか改善は生まれません。

今西コメント:
「完璧を目指すより、まず動く」。
これは、黒田先生の仕事哲学でもあります。
“仮決め”は未来を描く第一歩。あなたも一緒に、未来の着地点を仮決めしてみませんか?

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