コラム
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地域密着工務店の支援を行う中で、
もっとも多く寄せられる悩みが
「利益はあるのにお金が残らない」 というものです。
実はこの悩みの根本原因は、
“利益が低い”のではなく、
数字が整理されていないこと にあります。
今日は、財務改善4STEPの最初のステップ
STEP1:現状把握(数字の見える化) をまとめます。
支援先の工務店を見ていて特に多いケースが、
数字はあるが、必要な形に整理されていない。
という状態です。
会計ソフトに数字は入っているものの、
社長が本当に見るべきポイントがまとまっておらず、
判断が“感覚”に寄ってしまう。
その結果、
・利益は黒字なのに現金が不足
・支払いのタイミングが読めない
・借入返済が重くのしかかる
といった問題が起こります。
数字の整理と聞くと難しく感じる方も多いですが、
実は最初に整えるべき数字はたった5つです。
会社の“稼ぐ力”。
ここが低ければ、何をしてもお金は増えません。
毎月必ず出ていく費用。
現場の忙しさとは関係なく支払いが発生します。
キャッシュを圧迫する最大の要因。
利益が出ていても、返済が重ければ資金繰りは厳しくなります。
会社の体力。
最低2〜3か月分の固定費があると精神的にも安定します。
会社の安全度。
財務が“強いか弱いか”を示す数字です。
この5つが月次で見えるだけで、
「どこを改善すればキャッシュが残るか」がはっきりします。
支援先のケースで最も効果が大きかったのが
借入金返済の見直し です。
複数の借入がある場合、
1本化
返済期間を長くする
月返済額の圧縮
これだけで資金繰りが一気に改善した事例が多数あります。
資金繰りが厳しい工務店の多くは、
“返済が重い”という一点に課題が集まっています。
返済と営業利益のバランスが整えば、
会社のお金は自然と増えていきます。
数字が整理されると、
・判断が早くなる
・ムダな支出を抑えられる
・先を見通せるようになる
こうした変化がすぐに生まれます。
さらに、数字が見えることで
社長自身の不安も減り、
“攻め”の姿勢で経営ができるようになります。
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