コラム

「地域密着工務店財務改善の4STEP」【STEP1】現状把握(数字の見える化) ─ “数字を整える”ことが財務改善の第一歩 ─

─ “数字を整える”ことが財務改善の第一歩 ─

地域密着工務店の支援を行う中で、
もっとも多く寄せられる悩みが
「利益はあるのにお金が残らない」 というものです。

実はこの悩みの根本原因は、
“利益が低い”のではなく、
数字が整理されていないこと にあります。

今日は、財務改善4STEPの最初のステップ
STEP1:現状把握(数字の見える化) をまとめます。


■ 「利益は出ているのにお金が残らない」本当の理由とは?

支援先の工務店を見ていて特に多いケースが、

数字はあるが、必要な形に整理されていない。

という状態です。

会計ソフトに数字は入っているものの、
社長が本当に見るべきポイントがまとまっておらず、
判断が“感覚”に寄ってしまう。

その結果、
・利益は黒字なのに現金が不足
・支払いのタイミングが読めない
・借入返済が重くのしかかる
といった問題が起こります。


■ 財務改善の最初の一歩は「5つの数字」に絞ること

数字の整理と聞くと難しく感じる方も多いですが、
実は最初に整えるべき数字はたった5つです。

✔ 粗利率

会社の“稼ぐ力”。
ここが低ければ、何をしてもお金は増えません。

✔ 固定費

毎月必ず出ていく費用。
現場の忙しさとは関係なく支払いが発生します。

✔ 借入金返済

キャッシュを圧迫する最大の要因。
利益が出ていても、返済が重ければ資金繰りは厳しくなります。

✔ 現金残高(手元資金)

会社の体力。
最低2〜3か月分の固定費があると精神的にも安定します。

✔ 自己資本比率

会社の安全度。
財務が“強いか弱いか”を示す数字です。

この5つが月次で見えるだけで、
「どこを改善すればキャッシュが残るか」がはっきりします。


■ とくに“借入金の見直し”は即効性が高い

支援先のケースで最も効果が大きかったのが
借入金返済の見直し です。

複数の借入がある場合、

  • 1本化

  • 返済期間を長くする

  • 月返済額の圧縮

これだけで資金繰りが一気に改善した事例が多数あります。

資金繰りが厳しい工務店の多くは、

“返済が重い”という一点に課題が集まっています。

返済と営業利益のバランスが整えば、
会社のお金は自然と増えていきます。


■ 数字の整理が「経営の自信」をつくる

数字が整理されると、
・判断が早くなる
・ムダな支出を抑えられる
・先を見通せるようになる

こうした変化がすぐに生まれます。

さらに、数字が見えることで
社長自身の不安も減り、
“攻め”の姿勢で経営ができるようになります。


■ 無料Web相談で「自社の数字」を一緒に整理できます

  • 「まず何から見ればいい?」

  • 「数字の整理が苦手…」

  • 「借入と返済のバランスを見直したい」

そんな方のために、
**無料Web相談(1時間)**をご用意しています。

粗利・固定費・借入金・現金の5つを中心に、
あなたの会社の現状を整理し、
改善の方向性をその場で明確にいたします。

  相談申込はこちら