コラム
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地域密着工務店では、
「現場が忙しい」「会議が形骸化している」「数字が追えていない」
といった悩みをよく耳にします。
しかし支援先で成果が出ている会社は例外なく、
“毎日・毎週・毎月の型”を持っている会社です。
今日は、財務改善4STEPの中でも
大きな改善効果が出る STEP3「経営管理体制の構築」 についてまとめます。
工務店の経営は、現場・営業・経理が日々動き続けます。
だからこそ、
感覚ではなく“数字”で状況を把握する習慣 が不可欠です。
ところが、多くの工務店では、
会議が「雑談中心」「現場の報告だけ」「数字の共有なし」
といった状態になりがちです。
改善が続かない理由はシンプルです。
経営は、習慣化されていないと続かない。
だから “型” をつくることが、安定の第一歩になります。
工務店の経営管理と聞くと
「難しそう」「帳票が多そう」と思われがちですが、
実は必要な書類は多くありません。
最低限、次の5つが整っていれば、
経営管理は十分に回ります。
・活動内容
・相談・報告事項
・気づき・感想
(現場・営業ともに、行動の可視化に役立ちます)
・イベント案内数
・新規見込み数
・契約予定数(入金予定)
(KPIの変化が一目でわかる最重要帳票)
売上・粗利・固定費の全体像をつかむ“経営の地図”。
借入金返済や入金のタイミングを把握し、資金不安をなくす。
案件の件数・見込み度・商談進捗を一覧で把握。
帳票の中でも、
特に効果が出るのは週次会議のKPIチェックです。
KPIとは、営業活動の質と量を示す数字で、
工務店では次の3つが最重要です。
イベント案内数
見込み顧客数
契約数
この3つを毎週共有するだけで、
・営業行動のムラがなくなる
・見込み顧客が安定的に増える
・契約率と粗利率が上がる
という変化が生まれます。
毎週繰り返すことで、
数字を見ることが“習慣”になり、
チーム全体が動き始めます。
支援先でも、
「数字に苦手意識がある」「試算表は見方がわからない」
という社長は多くおられました。
しかし、残高試算表を毎月確認する習慣をつくっただけで、
粗利率が上がる
売上の波が整う
資金繰り不安が減る
といった変化が続々と起きました。
理由は単純で、
数字を意識すると、行動が変わる からです。
数字を見ることは「現場や営業の動きの改善」につながり、
会社の体質そのものを変えていきます。
「帳票が複雑すぎて整っていない」
「週次会議のやり方がわからない」
「KPIをどう設定すればいい?」
という方は、
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あなたの会社の現状をお伺いしながら、
無理のない“自社に合った管理体制”を一緒に設計いたします。