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「できない理由から入らない」畔柳興次郎氏インタビュー④

――できない理由から入らない

最後にお聞きした質問は、シンプルでした。

「支援の現場で大切にしていることは何ですか?」

答えは一貫しています。

できない理由から入らないこと。

これは一見、精神論のように聞こえます。

しかし、極めて実務的な姿勢です。

■ 会社が止まる瞬間

会社が停滞する瞬間があります。

・人がいないからできない
・お金がないからできない
・時間がないからできない

この言葉が出たときです。

もちろん、現実的な制約はあります。

しかし、

「できない」と決めた瞬間、
思考は止まる。

行動も止まる。

経営は、止まった瞬間から衰退します。

■ 小さく始めるという戦略

ここで大切なのが、

完璧を目指さないこと。

多くの経営者は、
完璧な計画を立ててから動こうとします。

しかし環境変化が激しい今、
完璧な計画は存在しません。

だからこそ、

小さくやる。
試す。
修正する。
また試す。

このサイクルが重要です。

これは「リーンスタートアップ」の思想とも重なります。

仮説を立て、
小さく検証し、
学習し、
改善する。

AI導入も同じです。

最初から完璧なシステムを作ろうとすると、
時間もコストも膨らみます。

まずは限定的な業務から試す。

それで十分です。

■ 「ゆでガエル状態」の恐ろしさ

会社が悪くなるときは、
急激に落ちるときではありません。

じわじわ落ちるとき。

売上が少しずつ減る。
利益率が少しずつ下がる。
人材が少しずつ辞める。

しかし危機感は薄い。

これが最も危険です。

本当に怖いのは、
「何も変えないこと」。

環境のせいにするのは簡単です。

物価が悪い。
人材市場が悪い。
景気が悪い。

しかし外部環境はコントロールできません。

コントロールできるのは、

自分たちの行動だけ。

■ 行動が未来を決める

行動を変えない限り、
未来は変わりません。

これは単純ですが、
多くの会社ができていないことです。

動く会社と、動かない会社。

差はそこにあります。

そして今は、
AIという大きな変化が押し寄せています。

この変化を、

脅威と見るか、
機会と見るか。

最終的に差を生むのは、
技術ではなく行動です。

■ 経営の本質

経営の本質は、
変化に適応する力。

完璧な計画ではなく、
柔軟な行動。

できない理由ではなく、
できる可能性を探す姿勢。

今回のインタビューを通して見えたのは、

「変わるチカラ」は特別な能力ではない、
ということでした。

小さく動く勇気。
問い続ける姿勢。
改善を繰り返す習慣。

それが会社を前に進める。

動いた会社から、未来は変わる。

それが、この連載の結論です。

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