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いま、多くの中小企業経営者がAIに関心を持つようになりました。
ChatGPTやGeminiを使って文章を作る。
メール文を作る。
議事録をまとめる。
画像を作成する。
こうした生成AIの活用は、すでに身近なものになりつつあります。
しかし、ここで考えたいことがあります。
AIは、本当に「便利なツール」として使うだけでよいのでしょうか。
今回、株式会社キーコネクションズ 代表取締役 畔柳興次郎さんにお話を伺いました。
畔柳さんは、名古屋大学大学院工学研究科を卒業後、自動車業界でエンジン開発を担当。
その後、中堅コンサルティング会社の役員を経て、2014年に株式会社キーコネクションズを設立されました。
現在は、業務・組織改善支援やITシステム企画を中心にサービスを展開されています。
その畔柳さんが今、力を入れているのがAIプロダクトの開発です。
これまでの中心はコンサルティングサービスでした。
しかし、コンサルティングには構造的な課題があります。
それは、人に依存する労働集約型の事業であるということです。
時間をかければ価値を提供できます。
しかし、人が増えなければ、提供できる価値にも限界があります。
また、属人的なノウハウに依存すれば、再現性を高めることも難しくなります。
そこで畔柳さんが取り組んでいるのが、AIを使って経営課題を解決する仕組みづくりです。
AIというと、どうしても生成AIのイメージが強くなります。
しかし、畔柳さんは、AIを「流行の技術」ではなく、「経営課題を解決するための手段」として捉えるべきだと話されます。
この視点は、中小企業にとって非常に重要です。
大切なのは、AIを導入することではありません。
自社の課題を解決することです。
売上を伸ばしたいのか。
利益を改善したいのか。
人手不足を補いたいのか。
属人化を解消したいのか。
現場の判断を仕組みにしたいのか。
最初に考えるべきことは、
「どのAIを使うか」ではなく、
「自社は何を実現したいのか」
ということです。
AIは、使い方を誤れば脅威になります。
しかし、自社の経営課題を整理し、業務プロセスの中に正しく組み込めば、中小企業にとって大きな武器になります。
いまは、経営環境が大きく変わる分岐点です。
物価上昇、人件費の増加、価格転嫁の難しさ、人手不足。
そこにAI・DXの急速な進展が加わっています。
何もしなければ、会社の体力は少しずつ削られていきます。
一方で、小さく動き、AIを経営改革の手段として活用できる会社には、新しい可能性があります。
AIは、IT導入ではありません。
これからの中小企業にとって、経営のあり方を見直すきっかけになるものです。
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講師:畔柳興次郎氏 インタビューから